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リクルーターの力を限界まで活用

転職を決意し、とっておきの履歴書も準備完了。 夢の職場に今にも手が届きそう… でも、次に何をすればよいのでしょうか。 求人掲示板や新聞で求人広告を探すのも大事なことですが、あなたの専門分野に特化した人材採用のスペシャリストとのパイプを構築することも、間違いなく強力な武器となります。 とはいえ、具体的には誰に相談すればよいのでしょうか。 何から手を付けるのが正しく、どうすれば自分のこれまでの経験を効果的に生かし、求職に役立てることができるのでしょうか。

他のサービス産業と同様、人材採用についてもメディアによるネガティブなイメージが先行しがちです。良くない体験談も聞こえてくるかもしれませんが、その陰には実際、何千倍ものサクセスストーリーがあります。成功を導いたアポイントメントや優良な人材紹介事例が存在し、有益な取引関係が築かれているのです。

賢く選択

まず第一段階として、あなたの求職活動に最適な(あなたの業種・職種に通じている)人材派遣会社を見つけること。 エンジニアリングの仕事を得ようとしているときにマーケティング専門の担当者に相談してもあまり意味がありません。 あなたの専門分野に詳しいリクルーターを探すには、各業者のWebサイトに掲載されている求人広告をチェックするのが近道となることがあります。 あなたが興味を持っている職種の求人広告を頻繁に掲載している派遣会社なら、一度電話で相談してみる価値があるかもしれません。

選択的ネットワーキング

1人でエリア一帯を網羅するビジネスネットワークを握っている人などそうそういませんので、あなたの分野を専門とする複数のコンサルタントに会い、守備範囲を広げるべきです。 ただし、あなたの専門分野を得意とするリクルーターとの関係構築は重要であるとはいえ、連絡がつくすべての相手と会う必要はありません。 各社への応募状況や進捗を管理するだけでも重労働なのですから、すべての業者をつついて回るよりは、あなたの求職に最も的確かつ有用なアドバイスをしてくれそうなコンサルタントとじっくり話すことに時間を割いた方がよいでしょう。 特に重要なのは、履歴書の扱いについて常にあなた自身が主導権を握り、いつ誰が仲介しているのかを毎回きちんと把握しておくことです。 仲介者を増やしすぎると、多数の業者が明確な目的もなく(あるいは同意すら得ずに)あなたの履歴書を各所に送ってしまうという状況に陥りかねません。これは「ブランド破壊」に等しい行為であり、大概あなたにとってマイナスにしかなりません。

リクルーターを通すメリット

プロの採用コンサルタントは、優秀な人材と素晴らしい職のマッチングに秀でた専門家であり、求職者のキャリアは彼ら次第と言っても過言ではありません。 つまり、採用コンサルタントは該当分野に関するかけがえのない情報源であり、どの企業がいつごろ募集を行っているか、また、各社のニーズは何かなど、あらゆる知識を持っています。 志望企業へのアプローチに関するアドバイスや、履歴書・面接に関するノウハウを提供するのはもちろんのこと、あなた自身が検討していなかった分野についても積極的に提案を行います。 また、優れたリクルーターは人材採用そのものに終始せず、客観的な視点を持ったキャリアアドバイザーとしての役割も果たします。いくつかのキャリアパスのメリット・デメリットを比較するなどのサポートはその一例です。 確定申告で還付金をしっかり受け取りたければ税理士に連絡。職探しの成功を目指すなら採用のプロに相談しましょう。

プロ意識を持つ

リクルーターとの面談に臨む際は、最も重要な採用面接に挑むつもりで準備し、行動しましょう。彼らは、それがクライアントの目に映るあなたであるとイメージすることになります。 派遣会社との面談がうまくいけばいくほど、担当コンサルタントはより熱心にあなたの求職活動を支援してくれます。 時間を厳守し、自分の経歴を詳しく話せるよう準備を整えておきましょう。

正直に明確な情報を提示する

リクルーターは面談を通じて、あなたの目標や願望の明確な理解と把握に努めます。これは、a)新たな機会を獲得できるよう支援し、b)求職をサポートするためのアドバイスや提案、紹介を行うためです。 したがって、リクルーターにあなたの希望や条件を正確に伝え、関心のある分野や職歴についてオープンに話し合うことが重要です。

求職活動中にあなたの条件が変わることもあるでしょう。 たとえば、希望報酬額の幅を広げたり、当初はチーフにこだわっていたがチームのナンバー2のポジションも進んで検討するようになるなどです。 勤務地の範囲を広げる、もともとは興味がなかった業界についても検討してみるといった変化もあるかもしれません。 そのような場合は必ずリクルーターに伝えてください。

コミュニケーションにルールを設ける

優秀なリクルーターは、1週間に10~20人の求職者と面談し、支援を行っていることもあります。しかも各求職者の希望条件は千差万別。 つまり、リクルーターが忙しくないはずがありません。 ですから、コミュニケーションについて一定の要求事項を定め、連携を取り合って前進していくための最善の方法を話し合っておくことが重要です。 伝言を残したのに折り返しの電話が来ない、自分の存在が忘れられてしまったのではないか、などと気を揉まずに済むよう、連絡のタイムフレームと手段について合意しておくのです。 たとえば、理想的な案件が浮上した場合にのみ電話する、あるいは2週間おきにメールで様子を確認する、などの取り決めが可能でしょう。 双方にとって都合の良い方法を話し合ってください。

重要ポイント
PDFではなくWord形式で履歴書を提出する。そうしないと、採用データベースや検索エンジンであなたの名前がヒットしなくなることがあります。


採用専門家たちとのネットワークを構築し、連絡を取り続ける。


ぜひとも働きたいと思う企業のリストを作成し、実現に向けたアドバイスをリクルーターに求める。


積極的に質問する。 リクルーターはプロのアドバイザーであり、有用な情報やあなたがよく知らない領域に関する知識を与えてくれます。


あなたがその都度同意しない限り、企業各社に個人情報を漏らさないという取り決めを行っておく。


有用な人脈を築き、互いの目標を理解し、基本的なルールを定める。それでこそ、キャリアアップに向けて一歩前進し、ひいては次の活躍の場を手に入れることができます。 さらに、新たな職を得た暁には、同じリクルーターがあなたのチームの人材採用をサポートしてくれるかもしれません。 あなたとチームと会社をよく知っているリクルーターなのですから、適任者を見つけられる可能性も高まります。 また、贔屓にしていたリクルーターがあなたに職を斡旋できなかったとしても、そのリクルーターと連絡を取り続けるようにしましょう。 良いリクルーターとは、あなたがキャリアアップを重ねる間、長年にわたって伴走してくれる存在です。