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最初の1週間の過ごし方 - 持続する好印象とは

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新しい職場での最初の1週間。気分が引き締まり、胸が高鳴る一方で、いくばくかの不安を感じる方も多いでしょう。 実際、第1週目には多くを左右するだけの影響力があります。 第一印象はわずか7秒で決まるという研究結果もあるほどです。 さらに重要なのは、第一印象はそう簡単に変えられるものではないという事実。 しかし、恐れる必要はありません。 確実に最高の第一印象を与えることができる、効果実証済みの手法をご紹介します。

1. 『Forbes』誌寄稿者のリサ・クアスト氏が唱える、「S-T-U-D-Y」アプローチ
• S(Survey):「周囲を探索し、様子を知る」。まずはオフィス内の諸々の位置関係を覚えます。コーヒーメーカーやトイレ、上司のデスクがどこにあるか、自分の席の近くには誰が座っているか、受付には誰がいるか、オフィス用品のキャビネットの鍵はどこにあるかなどを確認しましょう。 昼休みには、同僚と食事をともにするのでなければ、外へ出て近隣の店をチェック。簡単なサンドイッチや、自分へのちょっとしたご褒美になりそうなカフェラテが見つかれば上出来です。 ついでに隣の席の同僚にも1つ持ち帰ってあげれば文句なし。

• T(Take time):「じっくりと腰を据えて、最も重要なことに取り組む」。新しい雇用主や所属部署、職務のために何ができるかをすべて洗い出します。 Webサイトに書かれていることを隅々まで熟読し、どんどん質問しましょう。 会社の戦略的目標や所属部署に求められる役割、そして何よりも、あなた自身に課される期待事項を十分理解してください。

• U(Understand):「職場の人間模様を理解する」。誰が誰だかを知ること。そして、 どのような序列があるのか、自分がどの位置にいるのかを知ることです。ただし、話し相手を自分と同じレベルの人々に限定するのは得策ではありません。 会う人全員ににこやかに接し、敬意を払いましょう。 役職の上下にかかわらず皆と良好な人間関係を築くことは、あなたのキャリアにおいて貴重な資産となります。

• D(Do not):「急がば回れ。よく考えてから発言」。 1日も早く所属部署や会社に貢献したくてたまらないのはわかりますが、行動はあくまで慎重に。 会社の方針や慣習の仕組みや意義を理解する前から批判的な態度を取ると、同僚の反感を買いかねません。 会議では静かに耳を傾け、疑問が残るようなら遠慮なく質問しましょう。

• Y(Yes):「きっとできる」という精神を強調するクアスト氏。 「新しいポジションに就いたばかりで余裕が失われていても、一度深呼吸し、目的を見失わずに落ち着いて行動すること。そして、常に優先順位を見極めましょう」。

2. 引き続き面接を受けているつもりで行動
採用が決まれば、緊張がほぐれるのは当たり前。 しかし、まだすべてをさらけ出すべきではありません。 多くの職場では、30日間かそれ以上の試用期間を経てから正式に従業員として認められるため、安堵のため息をつくにはまだ早いのです。 新しい職場での最初の1週間は、適切な振る舞いに徹して自分のベストの状態を見てもらうべきです。 友好的な態度を取りながらもビジネスマナーをわきまえ、現時点での自分なりの理解に基づいて企業文化に溶け込めるようベストを尽くしてください。 この期間中には、カジュアルな服装や遅刻・早退、会議中のメール、私用電話などはくれぐれも慎みましょう。

3. オンボーディングで積極性を発揮
新しい環境に適応する過程では、常に一歩先を考えて動きましょう。 たとえば、新入社員向けのミーティングや見学会、各種イベントに参加したり、あらゆる資料を読んで職務に臨む準備を整えること。そして、敢えて自分から機会を見つけ、同僚たちと話をすることも大切です。 『Forbes』誌寄稿者であるウィリアム・アルーダ氏は言います。「オンボーディングトレーニングへの参加は、新しい職場におけるビジネスネットワークを瞬時に手に入れるチャンスです。 社内の他の部署から参加している新人もその場にいるでしょうし、数年を経てともにキャリアを高めていける同志となるかもしれません。 労力を惜しまず彼らとの間に良好な関係を築くことで、かけがえのない仲間が得られることもあります。

4. 上司との早期面談が吉
上司との面談に関しても、決して受け身に徹するべきではありません。 面談の機会が早いほど、あなたが新しいポジションに臨むための方向性も早い段階で正しく定めることができます。
「最初の面談の時点で、最初の1週間、1か月、3か月に達成すべきことのすり合わせを行うとよいでしょう」。そう勧めるのは、Business Insiderの副編集長、ジェナ・グードロー氏。 「管理職に就いた方はそれと同時に、直属の部下との間で期待事項の設定を開始することも重要です」。

5. 整理整頓
新しい職場での最初の1週間が忙しいことはまれです。 この時間を利用して整然としたシステムを確立し、業務が本格化したらすぐに好パフォーマンスを発揮できるように準備しておきましょう。
Levoのエラーナ・リン氏は次のように述べています。「整理整頓を貫くには、最初の時点で身の回りを整えておくのがベストです。 GmailやOutlookにフォルダーを作成し、かつて夢見たとおりにすっきりと片付いた受信トレイを作ること。机上にもファイルを用意し、書類のファイリング方法を確立します。ちょっと張り切りすぎかなと思うぐらいでちょうどいいのです」。

6. 事前に計画を策定
最初の1週間のうちに、30日、60日、90日単位の計画を立て、自分の職務上の目標を念頭に置いて新しいポジションにおける最初の数か月を過ごしましょう。 Glass Doorのヘザー・フーマン氏いわく、「新しい職務に就いて最初の30日、60日、90日の目標を立てることは、自分のビジョンの明確化に役立ちますし、新人としての可能性の限りを尽くすことにもなります。 新人としての30/60/90日計画は、優れたリーダーへの道筋を示す道標です。 重要事項を明確にし、優先順位を見極めることにより、新しい仕事の初期段階をフル活用できます」。