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面接の準備と自己PR

精魂込めて作成した履歴書とこれまでの実績が採用担当者の目に留まり、面接にこぎつけることができました。 次は第2段階「準備」です。 面接は不安や緊張を強いるものですし、神経がすり減るひとときでしょう。 さんざん場慣れしている求職者でさえも、面接を制することは簡単ではありません。しかし、準備と計画を賢く行えば、成功のチャンスは格段にアップします。

準備の重要性

採用面接を受ける前には、準備のために時間を割くことが必要不可欠です。 単なる非公式の面談という名目であっても、準備ができていない状態で面接に臨むことは関係者への敬意を欠いた行動です。また、募集職に対する関心が薄いという印象を与え、その会社での雇用のチャンスを脅かす結果になりかねません。 学校の試験のようなもので、勉強しなければうまくいかないのは当然です。 採用コンサルタントがクライアントからよく聞くコメントとして、応募者が十分な時間をかけて企業研究をしておらず企業情報に疎すぎる、あるいはこの会社で働くことへの関心が感じられない、といったものがあります。 企業から望まれることが求職者の願いであると同時に、企業もまた自社で働きたい人からの応募を待ち望んでいることを忘れてはなりません。

リサーチは念入りに

面接の前には、必ず背景情報のリサーチを徹底的に行ってください。 ポイントは下記です。

企業:いわゆる会社概要は簡単に手に入るかもしれませんが、それに加えてあなた自身が情報を収集し、募集企業の組織構造やビジョン、市場ポジショニングなどを包括的に把握しておく必要があります。 企業のWebサイトは手始めに最適ですが、プレスリリースや年次報告書、社是・社訓、ニュース記事などもチェックしてください。 募集企業の製品やサービスについてもよく調べておきましょう。 ASXやLinkedIn、Googleでの検索は必須です。

さらに、企業文化や面接担当者についても情報収集に努めましょう。 これに関しては、リクルーターのサポートを得ることもできますし、知り合いに募集企業の従業員や元従業員がいる場合は、事業や文化についての理解を助けてもらうとよいでしょう。

業界
:企業研究に加え、業界全般についてもざっとリサーチを行い、業界関連の話題やニュースもチェックしておいた方がよいでしょう。 特に関連の深い出来事や業界が抱えている課題などを知っておけば、あなたの知識をアピールし、面接官との距離を縮めるのに役立ちます。 また、競合しうる他社についても理解を深め、各社のWebサイトも見ておきましょう。

募集職:求人広告や職務内容をよく読み、自分の応募書類を見直します。 あなたが面接に呼ばれたのは、職務に必要な能力に関連したスキルを持っているからです。ここでポイントを再確認し、いざ顔を合わせたときにそれをどのように提示・アピールするかを考えてください。 募集職に求められる能力を読みながら、その分野に関する自分のスキルが生かされた過去の具体例を考えるよう努めましょう。 条件として「利害関係者に対する優れた管理能力」が挙げられている場合は、多数の事業部門や従業員とともに問題解決にあたったり、緊密に連携を取ってタスクに取り組んだ経験をこれと関連付けることができます。あなたのスキルが試され、実証された具体的な事例を用意しておきましょう。

プラスアルファ:さらに積極性を発揮し、実地調査を行って、募集企業のことをもっと詳しく知ることもできます。 たとえば、顧客としてコールセンターに電話をかけたり、支社や小売店を訪ねてみてください。 彼らの対応を実際に体験することで、その会社に対するイメージを膨らませることができます。

質問:あなたの知識を示し、面接官の関心を高めるのに最適なのは、適切な質問をオープンに投げかけることです。 自分で答えを見つけられるような初歩的な質問をしないように注意し、給与に関しては先方から聞かれるまで質問しないこと。報酬は一次面接で重視すべき話題ではありません。 また、あなたがどのような形でコスト削減または売上向上に貢献し、会社に価値をもたらせるかについても考えておきましょう。 事前に準備しておく質問の一般的な例として、以下が挙げられます。
• なぜポジションに空きが出たのか。
• 募集職にはどのような目標や使命があるか (これと結び付けて、上司となる人物の目標達成をあなたがどのようにサポートできるかをアピール)。
• このポジションに課される当初6か月間の主な取り組みとは何か。
• このポジションには主にどのような利害関係者が絡んでいるか。
• 1、3、5年後にこのポジションはどうなっていると予想されるか。
• 企業文化にはどのような特徴があるか。
• どのような人材が社内の成功例となるか。
• 面接官自身にとっては、職場のどのようなところがモチベーション要因となっているか。
• 従業員の忠誠心や努力は社内でどのように評価されるか。

最後に…
難しく考える必要はありませんが、いざとなってからうろたえずに済むよう、基本情報を押さえておきましょう。 会場の場所、そこまでの交通手段や所要時間をきちんと把握し、必ず余裕をもって家を出ます。 駐車場の位置や公共交通機関の時刻表を考慮し、多忙な受付担当者の前で順番待ちをする時間も想定しておきましょう。 もし早すぎてしまったら、コーヒーでも飲んでひと息つけばよいのです。慌ててパニックに陥れば、最初から不利な立場に立たされてしまいます。 さらに、面接担当者の連絡先(名前と役職名を含む)を携行しておき、どうにもならない不可抗力が生じた場合には一本電話をかけて事情を説明するのが礼儀です。

面接では、印象が肝心です。 女性の場合は、シンプルなアクセサリーとメイクを心がけ、つま先の出ない靴を履き、全体的にビジネスにふさわしく清潔感のある身だしなみに努めましょう。 男性は、シャツにきちんとアイロンをかけ、靴を磨きます。 どのような服装が面接にふさわしいか確信が持てない場合は、真面目すぎるぐらいにしておくのが無難です。

重要ポイント
紛失に備えて、予備の履歴書を持参する

到着が早すぎないようにする。 10分以上早く着いた場合は、静かなカフェなどで最終チェックを行いましょう。

状況に応じて、関連性のある業務成果物のサンプルを持参する。 必ず、見開き1ページの用紙や一覧表、プレゼン用フォルダーなど、きちんとまとまった形式で提示します。

準備とリサーチを行う。 その努力は決して無駄にはなりません。

エレベーターピッチ(数十秒の口頭自己PR)を用意する
。自分が募集職に適任である理由を説明できるようにしておきます。
皆さんはご存じでしょうか。 面接官の55%が面接の最初の2分間で受ける第一印象は、実は言葉以外のコミュニケーション(身振りや表情、服装、外見全般)によるものなのです。 肝に銘じておきましょう。