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経歴照会と精神測定

採用プロセスもいよいよ大詰め。 履歴書の審査というハードルを乗り越え、面接という難関をクリアしたら、ついに最終段階です。 しかし、祝杯を挙げるのはまだ早すぎます。 経歴照会や精神測定は通常、採用プロセスの最終段階で行われますが、これらも土壇場で運命を大きく左右する可能性があります。 幸い、いくつかの簡単なステップを踏むことで、リスクを緩和することができます。

経歴照会

通常は、過去の職務におけるあなたのスキルや経験、実績を証明できる人物2~3人の情報を照会先として提供するよう求められます。 直属の上司だった人物が理想的ですが、現職における上司を照会先とすることはあまりお勧めできません。上司があなたの転職計画を知らない場合にはなおさらです。 その場合は、自分よりも上の職位にある人物やすでに他社に転職済みの元同僚の連絡先を提供すれば十分です。 ただし可能な限り、過去に直属の上司だった人物を少なくとも1人は照会先に含めた方がよいでしょう。

照会協力者との事前準備

できるだけ的確な情報を提供してもらえるよう、照会先となる人々には、あなたが応募するポジションについて簡単に説明しておくことが重要です。 応募する職種、あなたに与えられる役割、雇用主が求めている資質がどのようなものかを知らせておくのです。 また、いつ、誰から電話がかかってくる可能性があるかも伝えておきましょう。 経歴照会の前には毎回、意思確認を行います。引き続き快く照会先となり、20分程度の電話を受けてもらえるかどうかを確認しましょう。 照会先の人物は原則としてあなたに力添えをしてくれる立場にあるのですから、彼らにとって極力手間や負担が少ないように配慮することは、最終的にあなた自身のためになります。

なお、経歴照会の実施前に、照会先となる人物があなたについてどのような発言をするかを明確に把握することをお勧めします。 人物像やスキルに対するあなた自身の理解と、照会協力者の考えが一致していない可能性もあります。 あなたの重要な実績や主な長所・短所について、彼らの見解を聞いておきましょう。 後で経歴照会の結果にショックを受けるよりは、事前に意見を求めておいた方が賢明です。

精神測定

採用プロセスにまつわる都市伝説とは裏腹に、精神測定(心理学的評価)は合否を判定するものではありません。 むしろ求職者のワークスタイルや生来の長所・傾向(セールス業務の才能またはこれに対する不安感など)、そして社内の他の人員との適合性を評価することに主眼が置かれます。 また、精神測定は、賢いラインマネージャーたちの長期的なマネジメントツールとしても活用されます。あなたがどのような管理スタイルの下で働くことを好み、どのようなときに高いモチベーションを示すかを知ることがその目的です。 どうぞ安心して臨んでください。

精神測定に向けた準備

精神測定は多くの場合、オンラインで実施されます。 通常は電子メールでリンクを受け取り、測定サイトにログオンして一連の質問に答えるという形式です。 精神測定は、あなたの生まれつきの能力や自然な行動パターンを評価するものですので、事前に勉強したからといってどうなるものでもありません。 ベストを尽くすには、あくまで一貫した形で正直に答えることです。 どうしても準備が必要だと思う方は、模擬テストを受けてプロセス全般に慣れておけば本番での緊張を和らげることができますが、実際の測定結果にそれが影響する可能性は低いでしょう。

いざ、回答
精神測定の質問は一般的に、何らかの事柄についてどう感じるか、あるいは何らかの記述に同意するかしないかを選択式で答えさせるものです。 極力正直に答えるよう努め、あまり時間をかけて考えすぎないようにしましょう。 裏をかこうと画策することにはほとんど意味がありません。これらの評価の多くは他の個所と矛盾する回答を検知する作りになっており、あなたの「作戦」はおそらく測定結果において問題点として認識されます。 また、すべての質問に対して選択範囲の中の平均値を選ぶことにもメリットはなく、むしろ答えを「敢えて濁した」という測定結果につながってしまうかもしれません。 ですから、とにかく本能に従い、正直に答える。これが鉄則です。

より良い結果を得るには、適切な心理状態で測定を受けることです。 疲労やストレスを抱えていたり、酒気帯びの状態で臨むのは避けること。そのような場合は日を改めて受けるべきです。 また、気が散ったり邪魔が入るような場所は避け、リラックスしやすく集中できる静かな場所を選びましょう。 理想的な結果を得るには、途中で中断することなく一気にすべての質問に回答しなければなりません。

重要ポイント
照会協力者とあらかじめ連絡を取り、応募するポジションについて簡単に説明するとともに、照会先として快く問い合わせに応じてもらえることを確認しておく。

照会協力者には時間を惜しまず丁重に御礼を述べる。また改めてお世話になることがないとも限りません。

精神測定への回答を開始する前に、必要なものがそろっていることを確認する。 喉が渇いたときのための水や、鉛筆、電卓などを手元に用意しておきましょう。

精神測定では、必ず質問をよく読む。 ぱっと見てすぐに意味がわからない場合、音読してみると理解できることもあります。

必ず正直に回答する

決してパニックを起こさない
。 何らかのミスを犯したり、違うボタンを押してしまった場合は、気に病まずに次の質問へと進みましょう。