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採用活動では、会社そのものとの適合性に注目

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企業の人材採用プロセスで担当者が候補者を見る際は、大抵具体的な根拠を探すもの。 つまり、学校の成績からこれまでの職場での業績、業界における過去の功績まで、スキルの判断材料となる情報すべてを考慮するのです。 しかし、採用プロセスにはつかみどころのない要素も多々あるため、このアプローチは一般に期待されているほどの効果をもたらしていないのもまた事実。

Communities Digital Newsが報じているところによれば、応募者が適切な態度と職業倫理を持っていることを確かめるのは、もちろん募集職にとって重要なことですが、それだけではありません。 高度なスキルセットを備えた従業員は、間もなく他のことに気を取られ始める可能性が高いものです。 そういう意味では、能力や経験の面で秀でた人物を見つけることと同様に、熱意と意欲にあふれた人材を探し出すことが重要となります。

したがって、面接に至る前に決して性急な決断を下すべきではありません。 候補者と顔を合わせることで、彼らの人となりが会社の事業目標と適合するかどうかについても具体的なイメージが湧くはずです。 さらに、これらのポイントを効果的に見極める方法がいくつかあります。 まず1つは、採用プロセス全体を通じて一貫性を保つこと。 どの候補者にも同じ質問を同じように投げかけることで、意見を述べる機会を各人に均等に与えることができます。 全員から同じ手法で情報を取得することにより、どの人物が最も際立っているかを判断しやすくなります。

文化的なマッチングの重要性

先述のサイトいわく、そのようにして得られた一人ひとりの回答は、各候補者が募集職に適しているかどうかの重要な指標となります。 困難な状況をどのように乗り越えるか、あるいは業界特有のジレンマにどう対処するかを尋ねることにより、御社の一員として職務を引き受け活躍するための彼らの即戦力性を知る上で、大きな手がかりが得られるのです。 また、これは彼らの熱意の程を知るヒントにもなります。準備不足の応募者は一目瞭然。 事前にリサーチをするという発想自体がなかったり、業界の現在の方向性を知ろうともしなかった人物を早期に見分けることができるため、採用全般のジレンマに対する有効なアプローチとなり、そのメリットを長期的に活用できます。

『Forbes』誌は、このような質問に対して返ってきた答えが、優秀な候補者を見極める上での有効な判断基準となることを指摘しています。 自分が身を置く分野のことすら満足に知らない候補者に落胆させられることもあるでしょうが、予想を上回る答えを返す人材は、すぐにでも業界で活躍するだけの気概を持ち、即戦力となる可能性が高いでしょう。 候補者が会社の喫緊の期待事項を明確に理解していることは、その人物が募集職に適格であるという決め手のひとつになります。

先を見越して対応し、より優秀な候補者を獲得

『Forbes』誌はさらに、人材採用においては、いくつかのアプローチを実践することで最適な候補者を呼び寄せ、じっと待ち続ける辛さを脱することができると論じています。 たとえば、ソーシャルメディアやオンライン広告で採用に関する取り組みを拡充するという方法があります。 これによって、外部の求職者たちが御社の採用部門に抱くイメージに、よりパーソナルに働きかけることができるため、彼らが履歴書を送ってくる確率も高まるでしょう。 応募書類の山をチェックする際、キーワードによるフィルタリングを避けることも、より優れた人材の発掘につながります。 業務量は増えるかもしれませんが、通常なら見過ごされてしまうような有望な候補者を見つけ出すことができるでしょう。

また、同誌は、多くのクリエイティブ業界は特に、従来型の応募プロセスで苦戦を強いられがちであると指摘しています。 クリエイターと呼ばれるような人々に見られがちな奇抜さは、かっちりと固定化された面接手法では問題視されかねません。 応募者に対する先入観は禁物であり、面接が始まったばかりの段階ではなおさらです。 募集職に対して理想的な人材を退ける結果になりかねません。